DTFプリンターは、プリンター自体の選び方の前に、どこで買うか選ぶことで、買う時の比較の楽さや、買ったあとの便利さが大きく異なります。
購入先として思い浮かぶのはメーカーと販売店ですが、それぞれ特有のメリットがあります。
メーカーから購入する場合、その会社の製品しか購入できませんが、製品に関する直接的かつ専門的なサポートを受けることができます。
ただし、海外メーカーの場合は、その限りではありません。
新製品やアップデートに関する最新情報を直接メーカーから得ることができます。
メーカーから直接購入することで、正規の保証を受けることができ、製品の信頼性が保証されます。
特定のニーズに合わせて製品をカスタマイズするオプションが利用可能な場合があります。
複数の販売店間の価格競争により、より良い価格で購入できる可能性があります。
また、複数社の製品を一気に比較することができるので、自社に合った製品を選びやすくなるというメリットがあります。
国内の販売店やオンラインストアからの購入は、迅速な配送や即時の在庫状況によって、製品を早く手に入れることができます。
一部の販売店では、設置、研修、追加の顧客サポートなど、追加サービスを提供する場合があります。
複数のブランドやモデルから選択できるため、比較しやすく、ニーズに最適な製品を見つけやすいです。
どちらから購入するかは、ニーズ、予算、サポートの要求、および利用可能な製品の種類によって異なります。
価格、保証、サポートなど、自社の優先順位に基づいて選択することが重要になります。
どちらにもいいところがあるので、結論メーカーと販売店の良さを併せ持った、「メーカー兼販売店」がおすすめです。
DTFプリンターのメーカー兼販売店は2024年1月時点で、国内に3社あります。
以下に、各社の取り扱いメーカー数を調査しましたので、参考にしてください。
ユーロポート
(取扱DTFプリンター4社)

自社製品以外にMimaki、ローランドDG、理想科学工業(RISO)の全4社のDTFプリンターを取り扱っています。
パイオテック
(取扱DTFプリンター2社)

自社のDTFプリンター以外に、MimakiのDTFプリンターを取り扱っています。
イメージ・マジック
(取扱DTFプリンター1社)

ガーメントプリンターなどは他社製品も取り扱っていますが、DTFプリンターで公式サイトに掲載しているのは自社製品のみ。
どこで買うか決めたら、次は製品選びです。
発色や性能などは、正直それほど多くの違いはありません。
そのため、「生産量」で選ぶか、置き場が狭いのであれば「本体サイズ」で選ぶかのどちらかをひとつの目安にすると探しやすくなるでしょう。
DTFプリンターは、製品によってプリント速度などの性能が異なります。そのため、プリンターを選ぶ際には1日あたりどれくらいの量を印刷するかを考慮し、それに見合った製品をピックアップすることが重要です。
DTFプリンターは、メーカーや印刷幅などによって本体の大きさが変わってきます。製品によってはかなり大型になるケースもあるため、設置スペースに合わせた本体サイズを厳選するようにしましょう。
中国メーカー品も台頭してきているDTFプリンターの市場においては、もしもの際に“国内”で“すばやい”保守対応を受けられることは非常に重要。
そこで以下では、Google検索でヒットした11社のメーカーの中から、「国内での保守対応」について公式HPに記載があったメーカーをピックアップし、導入する事業所の課題に合わせておすすめの製品をご紹介します。
大量受注・伸縮素材など
柔軟な対応なら

空調設備が整っていない
低温・低湿環境への設置なら
複数店舗への設置で
デザイン印刷を提供するなら

Google検索「DTFプリンター」でヒットした11社のメーカー・販売店をピックアップ。その中でも公式HPに「国内での保守対応」について記載がある企業のうち、特徴的な3社をご紹介。(2023年11月20日時点)