DTFプリンターのメンテナンス性

DTFプリンターを安定して稼働させるためには、日常的なメンテナンスが必要となります。ここでは、DTFプリンターのメンテナンス性と、日頃から気を付けていきたいプリンターの使用方法・保守対応について解説していきます。

目次
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DTFプリンターの日常的なメンテナンス法

DTFプリンターにホコリが溜まると、ガイドシャフトの潤滑がスムーズにいかなくなり、印刷中にプリントヘッドの動きが悪くなるケースが見られます。ガイドシャフトに溜まったホコリは乾いたコットンなどで拭き取り、流動性に優れた潤滑油でメンテナンスを行いましょう。

週に1度は電源を入れ、目詰まりを防ぐ

DTFプリンターを長期間使用しない場合、プリントヘッドが乾燥してインクが目詰まりを起こす恐れがあります。こういったトラブルを防ぐためにも、週に1回程度プリントを行うか、電源をオンにすることを忘れないようにしましょう。

知っておきたいプリンターヘッドの交換頻度

DTFプリンターのプリンターヘッドは超精密部品のひとつですが、消耗品でもあるため定期的な交換が必要です。使用頻度によっても異なりますが、ヘッド洗浄などのメンテナンスを実施しても印刷の質が向上・改善しない場合は、ヘッドの交換を検討するべきでしょう。

設置場所の温度・湿度管理

DTF プリンターは、気温が低く乾燥した場所に設置すると潤滑油が固化し、機械部分がスムーズに動作しなくなる恐れがあります。メーカーによって、温度20~24℃・湿度45~55%など環境条件は異なるため、事前に確認して適切な設置場所を選ぶようにしましょう。

適切な使用時間を守る

DTFプリンターの連続稼働時間は、メーカーや機種によって異なります。たとえば、1時間連続でTシャツプリントを行ったら15分間休ませるなど、各メーカーの指示に従うことが重要です。指示を無視して連続稼働を行うと、プリンターの寿命が短くなる恐れがあります。

まとめ

DTFプリンターは、正しく使用することでプリントの品質を長く維持することができます。不明点がある場合は自己判断せず、メーカーや販売店に問い合わせて正しいメンテナンスを行うようにしましょう。

安心の国内保守サポート体制を持つ
おすすめのDTFプリンター3選

中国メーカー品も台頭してきているDTFプリンターの市場においては、もしもの際に“国内”で“すばやい”保守対応を受けられることは非常に重要。
そこで以下では、Google検索でヒットした11社のメーカーの中から、「国内での保守対応」について公式HPに記載があったメーカーをピックアップし、導入する事業所の課題に合わせておすすめの製品をご紹介します。

大量受注・伸縮素材など
柔軟な対応なら

MUSE8000
(ユーロポート)

MUSE6000(ユーロポート)
※引用元:ユーロポート公式HP
(https://europort.jp/blog/dtf-txf-comparison)
主な特徴
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  • 伸縮する生地や不織布などにも印刷可

空調設備が整っていない
低温・低湿環境への設置なら

Trans Jet
DTTS-302シリーズ
(イメージ・マジック)

Trans Jet DTTS-302シリーズ(イメージ・マジック)
※引用元:イメージ・マジック公式HP
(https://store.imagemagic.co.jp/ondemand-transfer-printer/transjet-302/)
主な特徴
  • 独自開発インクで低温・低湿による吐出不良を解消
  • 幅970mmで都市部の印刷工場にも搬入できるコンパクトサイズ

複数店舗への設置
デザイン印刷を提供するなら

VersaSTUDIO
BY-20
(ローランドDG)

VersaSTUDIO BY-20 (ローランドDG)
※引用元:ローランドDC
(https://www.rolanddg.co.jp/products)
主な特徴
  • イーサネット接続で複数の拠点で同デザイン印刷が可能に
  • デスクトップサイズで店舗への設置を実現

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