ガーメントプリンターの価格

複雑なデザインでも、版無しで1枚からプリント可能なガーメントプリンター。とても手軽なプリント手法として注目されていますが、その価格はどれくらいなのでしょうか。気になる価格の目安や、メンテナンス費用などの情報をご紹介します。

目次
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気になるガーメントプリンターの価格の目安

ガーメントプリンターにはさまざまな種類があり、価格も200~500万円ほどとかなりの幅があります。月にどれくらいの枚数を印刷するのか、どれくらいの大きさに対応できるかを考慮しつつ、予算を踏まえながら選ぶ必要があります。

ちなみに、ガーメントプリンターをはじめとする大判プリンターの導入に際しては、事業再構築補助金や、ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金といった制度を利用できることがあります。こういった補助金制度をうまく活用することで、導入費用を抑えることができるでしょう。

ガーメントプリンターの
メンテナンス費用

ガーメントプリンターは、まったく印刷していなくても半年~1年くらいの頻度でクリーニングをする必要があります。この際に使用するヘッドクリーニングセットの価格は10,000円程度、年間20,000円ほどの費用がかかります。

また、シャットダウン時に必要なホワイトインクの洗浄キットは約2,500円。エプソンのガーメントプリンターSC-F2000の場合、約1.5ヶ月で150mlのボトル3本の消費が目安です。

インクカートリッジの交換は使用頻度にもよりますが、ホワイトインクは1本あたり約25,000円、カラーインクは1本12,000円ほど。濃色生地にプリントする場合はホワイトインクを使用するため、インクコストが高くなりがちです。

参照元:Tシャツ屋コージ(YouTube)(https://www.youtube.com/watch?v=rK-RRSzTjpE&t=430s)

その他、ガーメントプリンターで必要となるもの

アイロンプレス機

印刷後に、インクを熱で圧着するために使用します。対応サイズや手動・自動によって価格が異なり、10~120万円ほどが目安です。

前処理剤

生地にインク受理層を作るための前処理剤ですが、綿用は1リットルあたり約3,000円、ポリ淡色で4,000円、ポリ濃色用で5,000円ほどのコストがかかります。自動で前処理を行う塗工機は、80万円ほどが目安です。

安心の国内保守サポート体制を持つ
おすすめのDTFプリンター3選

中国メーカー品も台頭してきているDTFプリンターの市場においては、もしもの際に“国内”で“すばやい”保守対応を受けられることは非常に重要。
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大量受注・伸縮素材など
柔軟な対応なら

MUSE8000
(ユーロポート)

MUSE6000(ユーロポート)
※引用元:ユーロポート公式HP
(https://europort.jp/blog/dtf-txf-comparison)
主な特徴
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  • 伸縮する生地や不織布などにも印刷可

空調設備が整っていない
低温・低湿環境への設置なら

Trans Jet
DTTS-302シリーズ
(イメージ・マジック)

Trans Jet DTTS-302シリーズ(イメージ・マジック)
※引用元:イメージ・マジック公式HP
(https://store.imagemagic.co.jp/ondemand-transfer-printer/transjet-302/)
主な特徴
  • 独自開発インクで低温・低湿による吐出不良を解消
  • 幅970mmで都市部の印刷工場にも搬入できるコンパクトサイズ

複数店舗への設置
デザイン印刷を提供するなら

VersaSTUDIO
BY-20
(ローランドDG)

VersaSTUDIO BY-20 (ローランドDG)
※引用元:ローランドDC
(https://www.rolanddg.co.jp/products)
主な特徴
  • イーサネット接続で複数の拠点で同デザイン印刷が可能に
  • デスクトップサイズで店舗への設置を実現

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